人生あみだくじ~低所得者の節約一人暮らし日記~

50代 一人暮らし 節約とストレス発散のバランス生活ブログ

【読者感想】夜が明ける【西加奈子】

満足度:★☆☆☆☆☆

読み終えて何も残らない内容でした。

よく映画観た後の感想で「時間を返せ」ってのを耳にしますが、まさにそれでしょう。図書館で借りたので金銭は発生してないのですが、これを読んでた1週間が無駄になった。ただそれだけの感想です。

勿論、わたくしの独断の偏見的感想ですので、あまりも偏った意見は取り入れなくて良いと思います。が、わたくしには合っていませんでした。おそらく、山陽新聞のお勧めなんかで見つけて図書館で予約したのだと思います。大抵はそうやってランダムに見つけて読み、面白かったらその作者の別の作品を予約したりします。ですが今回は大ハズレでしたね。

去年読んでタイトル忘れましたが、今日何食べるみたいなタイトル詐欺みたいな本とワーストを争う勢いです。ただ、直木賞等の知名度高い「推し、燃ゆ」みたいなのでも面白くなかったと思うタイプですので、わたくしの価値観が人と違うのだと認識しております。

それにしても最初から最後まで面白くなかった。

読者や映画の感想って、どこまで発言しても誹謗中傷にならないのでしょうかね。もしくは営業妨害とか。

一応予約で借りたし、この後も予約が埋まってるので読む人がいるんですよね。その人達がどんな感想持つのかわたくしにはわかりません。つまりわたくしの感想もこの後読む人にもわからない。

Amazonとかのレビューを頼りにするのでしょうか?

まず簡単な所で気になったのが、登場人物の名前。

アキ、アカ、森、林。

これ、よく読めば間違えることはないのですが、紛らわしと思いませんかね?  これを意図して間違え易いのを使用してるのなら、その意味は?  偶然なら致命的な選択でしょう。少なくともわたくしは読みにくい名前設定だなと思いました。

ネタバレ程、内容は覚えませんが、アキと主人公が同級生で同時進行で話は交互に語られる。冒頭からアキの日記を読んで最後は死ぬのが予想される。主人公はテレビ局の制作会社に就職して、病んでいくさまを長々と語られ最後に救いはないまま終える。

不快。途中何度も読むのを止めようかと思うが、後味悪そうで何かしらの変化を求めて最後まで読むが、結局時間を返せという感想しか残らない。

これが映画になるとC級映画で監督は汚名を着せられるのではないかという退屈さ。

以前は中村文則氏の本を好んで読んでいた事があり、暗い内容でも最後まで読むのは億劫ではなかった。それでも今回は辛い。しかも分厚くページ数が多いから尚更苦痛。

最後、何をまとめにかかってるのかわからないが、主人公と後輩の会話シーンがあるが、後輩が2ページに渡って一気に喋るセリフがある。もう会話というより作者の言いたい事を書いてるだけに思える。これは小説なのか?  と。

それでも作者はこれを面白いと思い書き、それが認められて書籍になってるのだから、わたくしの価値観が人と違うということでしょうが、これを薦めた山陽新聞の人は何を考えているのだろうか。ここに疑問を持ちます。確かに、読んだ人が何かを感じ取ったとしても、おおよそ新聞を読む人達、つまりこういう貧困で打ちひしがれてる内容を求めてない人も目にする紙面で推薦し、わたくしのように何も考えずに手に取り、結果時間を返してくれという感想が生まれる。

貧困や片親、借金苦で大変な思いをしている学生が結局そのまま貧困に負けて心も折れる内容。何も希望も無く、ただただ人の汚い部分が垣間見れる内容です。

もし、この本を絶賛する人が作者以外で居たとして、その感想を理解するまで語ってくれる人にお会いしたいですね。わたくしの捩曲がった読解力を認めたいものです。

嫌な人に薦めるならこの一冊です。

 

 

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