シリーズで言えば4冊目ですが、今回何故か「0」
自己啓発本の部類ですが、わたくしは普通に楽しく物語として読んでます。というか、他の自己啓発本を読んだことが無いので、比べようがないんですけどね。そもそも自己啓発本って何? って感じの無知ですから。
小説や映画等、物語から自分の人生に少しでもプラスになる言葉や行動があれば自分にとって良い作品って思ってしまいます。それを具体的にしたのが自己啓発本だとしたら、それはそれで良いのでは。勝手な解釈ですが。
本で得た知識を他人に強要する様になると、それは問題になったりするのかな? とも思います。それが、今回の物語に登場した、嫌な上司かなと。課長だったかな?
こんな風に、読んだ内容とかもすぐに忘れてしまうんですよね。だから、1巻から全部読んでても頭に残って無いの。読み直したら思い出す程度なんで、2回目読む新鮮な楽しみは無いという残念な結果。
今回読んだ内容でも、1個でも覚えて今後の自分の人生に役立てたらラッキーくらいに思ってます。1冊の本から色んな事を得ようなんておこがましい? しかも図書館で借りてるのだから尚更。ちなみに、1巻は文庫本ですが買ってるはずです。
「嫌な事は全て伏線」
これが今回一番印象に残って、記憶できました笑
桜井識子さんの本読んでて自分がそういう風に思えるように少しずつ変わったからこそ、今回読んで印象に残ったのもあると思います。それに、今も人生ドン底だったら、何一つ自分に取り込めないネガティブ精神まっしぐらだったと思うんです。そういうわけで、今のタイミングで読めてる人生は幸せだなと思う様にしてます。
で、伏線についてですが、全ては幸せな出来事に向かって日々生活してる、と思う様な気持ちにしてます。
ゴールはどこ? って話ですが笑
人生のゴールは死であり、死ぬ時に幸せなら人生それまで最悪でも良しとするとは全く思っておりません。じゃあ幸せな事があっても、その後不幸せになったら意味無いじゃん、ってなるかもしれませんが、そんな思考自体が既に不幸せですから、とりあえず幸せなゴールを目指します。
思いついたのが、登山に例えるなら。
目指してる山を登り辛いことも楽しいこともあり頂上に辿り着く。ひとつのゴールであり、また違う山をいつか目指していく。
とまあ勝手な自分なりの解釈ですが笑
本の中身の感想としましては、読者がガネーシャのキャラを受け入れれるかどうかじゃないかなと。
シリーズも4作目になると、初見って方は少ないと思いますし、読んでる方はガネーシャのキャラが大丈夫な方かと。まぁ堅苦しい神様達がやって来て「あれしなさい、これしなさい」とか言われて同居してたら堅苦しいでしょうね。しかし、途中は大抵「ガネーシャ、お前よぉ……」ってなります。現実なら本当に殴ってしまいそうになります。結果的に登場人物が成功するから許されるものの、途中経過では匙を投げてもおかしくないですからね。
今回はガネーシャのお仲間で登場するのは、釈迦とバクだけです。お仲間じゃないけど、お父上が出ます。父親との仲がイマイチなのは本物のガネーシャでもある設定です。
全体の評価としては、シリーズでも二番煎じというか出尽くしたというか、前3作の方が面白かった印象ですかね。
けど、作者はこのシリーズで一生食べていけるだけの印税が入るのは羨ましいですねぇ。
ガネーシャ絡みでなくとも、この作者が書くキャラクターには感情移入してしまいがちで、キャラが立ってるというか、現実的で本当に何も持ってない一般人という身近な存在に感じます。そういうキャラを書けて、ガネーシャとか釈迦とかインパクトを与えるキャラと掛け合わせるのがこのシリーズの魅力なのかもしれませんね。
更に、下を向いてる読者が1つでも心に残るなにかを見つけれたら。
人気出るのも頷けますね。
しかし、決して読んだ後に他人に強要はしないように注意しておきましょう。
印象に残ったガネーシャの言葉を残しておきます。
「この光を前にしたら、自分ちゅう存在が━自分の持つ悩みが━いかにちっぽけなもんか分かるやろ。人間は、自分ちゅう存在の小さいさに気づけたとき、変わることができる。新たな人生を始められるんや。今も語り継がれる偉人の多くが、早朝に起きて活動しとった。その理由は何か分かるか? 早朝は、誰の邪魔も入らへん『自由』に使える時間だからや。"本物の夢"を持つ人間が何よりも大事にしてるもの。それが『自由』なんやで」
━日の出を見る━
「今、自分の頭と心には『他人の好み』がべったり貼り付いてもうてるからな。でも、それを少しずつ、剥がしていって、自分がほんまに好きなもんを掘り起こすんや。そうすれば、自分が本当にやりたいこお━━━夢━━━も、おのずと見えてくるからな」
━好きな匂い、物、人、場所を見つける
「これまで、君の人生には、君から自信を奪い、自分への不信感を募らせる出来事が起きたろう。苦しみ、嘆き、みじめな気持ちになる出来事が起きたろう。それらのすべてに向かって言いなさい。『君たちは、伏線だ』と。これらは自分が夢を見つけるという━━━自分が幸せになるという━━━人生のドラマ。最高に盛り上げるための必要不可欠な伏線なんだと」
━過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ちつ続ける
「自分の中で好きになれへん部分や、消してしまいたくなる嫌な感情ってあるやろ? そういう欠点や負の感情を否定したり排除したりするんやのうて、『これも自分の一部だ』て受け入れるようにしてみいや。そうすることで、等身大の自分に自信が持てるようになる。夢を見つける力も、かなえる力も強められるんやで。どれだけマイナスに思えるものでも、その裏側には必ずプラスの意味が隠れてるからな。『こらも自分の一部だ』て考えることで、隠れた意味に気づくことができるんや」
━欠点や負の感情を「自分の一部だ」と思う
(夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク~牽引参考)
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