タイトル:#真相をお話しします
原作:結城真一郎
満足度:★★★★☆
短編が5つ位。どの話もサスペンスで、大抵誰かが死んでます。
伏線だらけで最後に全て回収される感じでしょうか。感の良い人なら途中でわかったりするのかも?
というか読んでたら途中でそういう風な目的になってしまいます。
物語の中身的には感動シーン等は全くありません。けど、良く練られた話ばかりだと思います。
3日で読み切ったのがその証拠でしょう。
1章目の家庭教師の営業の話。結構主人公になる営業マンの話を深堀りするのですが、1章で完結します。当然です。
わたくしは各章で完結の短編だと知らずに読んでいたので、2章目の途中まで続いていない事を理解していませんでした。単なる個人的ミスですけどね。
ミステリーは全般に言えるのかもしれませんが、謎が解かれたら2回目読み直すことはほぼないのかなと。しかも短編なので、アレはこういう伏線、とかいうのが記憶に残ってるので読み直すことがありません。
世にも奇妙な物語で実写ドラマにしても調度良い感じですね。
大どんでん返し、とまではいきませんが、予想よりも2段階で驚いた結果は1章ですね。他の章は慣れたというかパターンというか、そういう心構えで読んでますので身構えてますね。
「救国ゲーム」の方が長編で内容が良く練られて、真相に行き着くのが楽しみでした。ただ、ダラダラ読むよりも短編が沢山の方が読みやすい人にはオススメです。
たまたまTSUTAYAで見かけたのですが、ランキングが4位でしたが、そこまで人気になる内容ではないかなと思いました。完全にタイトルが最後まで読みたい、大どんでん返しを期待してしまう層に響くのでしょうか。
けど、読んで損はないかなと。
ミステリー小説が好きな人が読み始めて、途中でオチを書き、全問正解する人がいるなら尊敬してしまいます。
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