満足度:★★★★★
元彼の遺言状に続いて2作品目です。
3日で読み終えました。早く読み進めたい作品ほど、読み終えるのに時間がかかりません。
今回の主人公は剣持麗子ではなく、1年後輩の美馬玉子弁護士。倒産しそうな会社を調べるのですが、内部通報から特定の社員が軸になります。
一般人からすると、司法試験に合格した弁護士なんて雲の上の存在で、激務だろうけどお給料も凄そうなイメージで羨ましい。けど、主人公の玉子は合コンで良い相手に巡り合わないし、帰宅すると祖母の世話に翻弄されたりと苦労が絶えません。そういう部分を読んでると親近感が湧いてきます。嫌味が無いというか、庶民的な雰囲気です。
鈍感なわたくしでも、途中で犯人コイツか? って思ったのが正解だったので、ミステリーとしては優しめなのかもしれません。しかし、全体的な謎解きは最後の方までわからなかったし、読み応えがありました。
飽きもこないし、中だるみもありません。
元彼の遺言状を読むのに随分順番を待ちました。そこで作者の新川帆立さんにハマり、続編を予約したのですが、順番関係なく新川帆立さんの作品を全て予約しておけば、もう少し早く作品が読めてたと思うと惜しいですね。きっとどれも面白いでしょう。
わたくし的に当たりの作者さんです。
最初から全ての話が繋がりますので、じっくり読むのをオススメ致します。
ポチっと押してくれた全ての人に感謝です