読書感想三部作の最終です。
何度も言います、残さず言います、SAY YES……ではありませんが、図書館で人気作は何十人待ちとかで忘れた頃に順番が来るのですが、何も読まない週が続くこともあれば、今回のように三冊が重なり週一ペースで読み終えなければなりません。
だがしかし駄菓子菓子、今回の三冊はどれも自分には良かった面白かった、原作者の他の作品も読んでみたいと思った次第です。
特に今回の「成瀬は天下を取りにいく」は先程本屋大賞にも選ばれた作品です。
まさに借りてる最中に発表なったので、来年には本屋大賞の審査員にわたくし呼ばれるかもしれませんね。
そうなれば青山美智子さんの作品を推したいところですが、これ以上売れて欲しくない矛盾なファン心理が働きます。
逆に西加奈子さんの作品は推せない。
推してる人の感想をじっくり真剣に聞いてみたいものだ。
人の好みだし、わたくしに読解力が足らない事実なんだろうけど、途中何度も挫折を繰り返しながら最後は救われるだろうと期待だけで読み切って救われなかったのが唯一の感想。
著者の他の作品を読む気にはなれない。
話がそれましたが、このわたくし的には過酷な読書スケジュールでしたが、楽しく読ませてもらったので、本屋大賞も頷ける作品。
良くも悪くも受賞されると、わたくしの様に何も知らない人が手に取り辛口評価をされるのも有名税みたいなものでしょう。
しかし、今回のは面白かったですよ。
(※個人の感想です)
この作品の主人公成瀬は中学生。
どうやら読み切りで書いて、加筆してこの本が出来上がった(はず)
自分の(突拍子もない)したいことをやり遂げる性格。
他人に何を思われようが気にしない(気にならい)性格。
先日読んだ本を参考にするなら、この成瀬も何かしらの障害があるのかもしれません。
ただ、「普通ってなに? 偉いの?」と問われると答えれません。
成瀬は周りとの行動に空気が読めないだけで、別に迷惑はかけておらず、寧ろ集中力の塊で勉強はトップクラスである。
男子に好かれてもそれに応える感情が生まれないとか、リアルな世界だと周りは「生きにくいね」って言いたくなる子。
ただ、何度も言うけど本人は全く気にしていない。
しかも落ちこぼれとかではなく、やるからにはてっぺんを真剣に目指して持続出来る能力を持つ子。
読みながら「成瀬に好かれたい」と思ってしまう危ないアラフィフオジサンが逮捕されるところでした(脳内設定は同級生という前提だよ)
成瀬の友達は振り回されながらも、気付けば依存してるような関係。
わかるわそれ。
読みながら成瀬と友達だと飽きないだろうなと、一種の憧れみたいな感情も生まれました。
大層な事を発言し(成瀬は本気)それが現実になるかどうかはわかりません。
いくらフィクションでも「そして数十年後……」とかいって成瀬の目標が達成した世界が最後に出てきたら興ざめでしたが、そこまで行かずに作品は終わる。
うん、これで良かったと素直な感想。
出来れば、今後の成瀬を読んでみたかったので、続きやスピンオフ作品を書いてもらいたい。
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