ほんの少し前に読んだのに、もう内容忘れそうになる自分の脳みそが心配になる。
だったらもっと早く覚えているうちにブログ書けよと思うけど、この後2週間で2冊読まないといけない状況だったので(言い訳)
どこで知ったか忘れましたが、もしかしたらラジオ出演されてて、その話が面白かったかもしれません。
こちらの本は、身体に障害の有る方と精神的に障害の有る方の対談。
片方がもう片方に質問形式で話が進みます。
おそらくオススメするには相手(読み手)を選ぶ内容の本だと思いますが、わたくしは面白かったです。
というのも、わたくしは自分で自分の事を「特殊な人間」と思って生きてるかなりヤバい奴なんです笑
アニメのガンダム用語で表現するな「ニュータイプ」ってやつですね。
(実際はニュータイプとは人と人とが分かり合える共感する能力が強いと解釈してますが)
仕事が殆どですが、休日でも車運転しててもレジに並んでても、どこでもかしこでも他人の行動が目に入り、おでこ辺りに「ピキュリィィン」と雷が飛ぶような光が出ます(イメージ)
仕事で言うなら「え? 何故右から左の次は左から右なの? 馬鹿なの?」
と、3時間くらい説教してしまうくらいです。
結果的には良くても、右から左を繰り返すだけの簡単なお仕事なのに、何故途中で左から右にするの? って人に「アタマおかしいわ」って数日悩むタイプ。
周りから見ると「人生生き辛そう」って思われるタイプ。
けど自分からすれば「右から左も出来ない愚民共め」とか思ったりするんですよね。
(ほんの1例です)
本の感想に戻ります笑
心に響いたのが「宇宙人が紛れ込んでる」です。
成程、右から左さえも出来ないなんて、宇宙人なんだな。
いいえ、違います。
宇宙人はわたくしなんです。
著者は、普通に当たり前に自分がやってる事を、周りは「?」を浮かべて見てきます。
そこでようやく気付いたのが「そうか、自分は宇宙人なんだ」と。
こんな感じだったと思うんですよね。
わたくしみたいに仕事でストレスマックスなるタイプ、休日でも「なんで割り込みするの?」「なんでレジまとめて打たないの?」「なんで、なんで」って細かいところを気に止めてしまいますが「そんな所を気にする自分が宇宙人なんだ」
なのである程度の事は「自分、宇宙人だから納得しないけど仕方ないことにする」って思えるようになりました。
読んでて思ったのは、今の時代、診断すればわたくしも何かしらの精神病が名付けられるだろうと。
1人が好きで、1人が苦にならない、むしろ1人にさせてくれ。
面倒くさそうな人とは、敢えて何も話さないし、無言でも気にしない。
とか。
そういう場合はむしろ「〇〇病」と診断されたほうが諦めつくとか。
逆に身体に障害がある人は、見た目でわかるから周りが手助けしてくれる。
心の病は目に見えないから苦労するとか。
等など。
どちらもお偉い(勉強されて凄くハンデをものともしない結果を出してる人達)ので頭が良く、物事を前向きに捉えたりしてます。
読んでて面白かったのは、自分にも共感する部分がたくさんあったからだと思います。
買って定期的に読んだ方が自分の為とか思いました。
けど図書館的には物語ではないし読み手を選ぶのでいつでも借りれそうなので、買うのはまた手に入りにくくなってからかも。
別に仕事や恋愛人間関係で悩んでる落ち込んでる、そんな人を励ます言葉がならべられている、ってわけではありません。
けど固執した考えとか新しい斜め上辺りから飛んでくる考えで、新たな自分に気付く場合もあるかも?
あと自分の考え方が変わった事。
著者が電車に乗ってて、女性が誰かの悪口を延々と話してた時、ホームから高齢者が入って来た。
すかさず席を譲ったけど、立てってその後もまた誰かの悪口を言ってる場所に遭遇。
見た目とか目先の行動で人を判断してはならないんだと。
悪口は決して褒められるものではないが、寝たフリしたり気付かないふりして高齢者に席を譲らないよりも、偽善だろうがあっちで良い事して、こっちで悪口言っても、それは構わないんだと。
とにかく、自分の考える風呂敷の範囲が読み終えた後ではかなり風呂敷のサイズが変わったなと思いましたね。
結局は心身共に健康体の人は幸せなんですよ。
そこに気付かせてくれる一冊になりました。
ポチっと押してくれた全ての人に感謝ですどうせなら宣言しとこうと思いついたのですが、ブロガーさんのブログ観覧しててスター押しますがブログ村のバナーも必ず押す宣言をしておきます