「何億か払えば30年前に戻してあげる」
矢沢永吉さんは自身の問いを断ったんですよね。
一般市民のお金の感覚だと10万円くらいじゃないの?
この際、金額は関係ないと思う。
矢沢永吉さんは昔、信用してる方に裏切られ、当時35億円の借金を背負った事がありますが、見事に完済しました。
今でこそ、笑い話の様に語りますが当時はかなり深刻だったみたいですが、そりゃそうですよね。
金額も然ることながら、信用してる人の裏切りが堪えたようです。
それを乗り越えて自力で返すパワーというか精神力が凄いです。
矢沢永吉さんはわたくしの父親と変わらない年齢なんですが、それを知ったのも最近で、もっと若い方かと思っていました。
わたくしが産まれた頃から活躍してたので、矢沢永吉さんを知った頃は、ちょっと怖いイメージがあり、それは最近まで払拭できませんでしたね。
昔「アリよさらば」というドラマに出たり、缶コーヒーのBOSSのCMに出た頃、ロックスターのイメージからかけ離れ、自分のイメージしてたのと少し違うんだなと思いました。
今でも「アリよさらば」のエンディング曲である
「いつの日か」は聴いてますが、とても良い曲ですのでオススメです。
矢沢永吉さんといえば、コアなファンが居ますし、ファンの方も怖そうなイメージですが、遠からず近からずではないでしょうか。
矢沢永吉さんの生き様や曲の感想は、コアなファンの方のブログを探してもらうことにして、わたくしは毎週火曜日に掲載されている、新聞記事を読んだ感想を書いていきます。
冒頭にある様に、矢沢永吉さんは過去に戻らない選択をする人なんです。
今の意識で戻れば、35億円詐欺も回避できるのにですよ?
現在72歳。
だからこそ見えてきた世界がある。
今の年齢、今の俺だからこそって本当にある。
これ、綺麗事じゃないですよ。
ファンの方なら「かっこいい!さすがYAZAWA」
ってなるでしょう。
わたくし、ファンでなくてもなります。
勿論、ロックスターなので泣き言言えないとか思う人いるかもしれませんし、本当のところは本人しかわかりませんが。
そんな憶測はおそらく鼻息で吹っ飛ぶでしょう。
矢沢永吉さんは、若い頃から色々衝突して苦労もしたり売れたり壁にぶつかったり、楽な道ではなかったと思うんです。
それを乗り越え踏み越えて来た今だから、今の自分がある。
そういう意味なのかなと受け取りました。
30年前に戻り、事件を回避して楽して儲けた30年後の自分は、本当に自分なのか?
わたくしは今でも過去に戻ってやり直したいって思ってます。
それは今の自分に満足してないからでしょうね。
それでも明日にはなんとかなる、その繰り返しで来年には、数年後の借金終わったらとか。
そんなことばかり考えて、今を真剣に生きていません。
明日、必ず来るとは限らないけど、50年近く明日が来てる事実があるから、明日も来ると思ってるんでしょうね。
そして、明るい未来を夢見て未来の自分に責任転換してる自分。
かといって、今や過去の自分を責め続けても気持ちが悔やんでくるだけなので、前を向く、つまり未来を見るのは必ずしも悪いことでは無いと言い聞かせてますが。
矢沢永吉さんは72歳の現在、後悔した人生では無いのでしょう。
勿論、後悔や、ああしとけば良かったとか、数え切れないくらいあるはずですが、それも含めて今の矢沢永吉なんだよ。
って言いそうです。
そう考えれるのが羨ましいというか、スターなんでしょうね。
しつこい様で何度も言いますが、わたくしはファンではありません。
TM NETWORKのファンですし、渡辺美里、岡村靖幸を良く聴きます。
矢沢永吉さんを聴くようなロックな感じではありません。
そんなわたくしでも、感銘を受ける言葉を発する。
ファンなら、何を言っても感銘受けるでしょうが、普通ファン以外なら、アーティストが何を言っても、そうなんだー程度かと思うんですよね。
例えば、鳥羽一郎が凄く良い事言って感銘受けたから、明日から鳥羽一郎聴くわ、ってならないですよね?
同じく、矢沢永吉さんの感銘受けたからといって、聴く音楽は好きなの聴きます。
「時間よ止まれ」
とかも良いですね、聴いてます。
それでも、テレビに矢沢永吉さんのライブシーンとか出たら観てしまうし、ライブに氷室京介と甲本ヒロトと真島昌利が飛び入り参加とか伝説です、胸踊ります。
曲は全て聴いてないけど、オーラというかスター性というか。
詳しくはわかりませんが、矢沢永吉さんは早くに両親が居なくて、おばあちゃんに育てられているんですよね。
だからではありませんが、頼る人が居ないというか、何事にも最初から誰かをアテにするって感覚が無いのかもしれません。
わたくしの親もそんな感じで、わたくしが産まれる随分前からおじいちゃんってのがいませんでした。
おじいちゃんおばあちゃんに甘えるとか、お小遣い貰うとか、そんな経験は無いし、当然、親も誰かに頼るって感覚は無いんだろうなと子供ながらに思ってました。
本当に辛い時、折れそうな時に誰かに手を差し伸べてもらう。
普通の人なら35億円もの借金は作れないし、一般市民でも350万円でも目の前真っ暗になりますよ。
感覚的には3500万円の借金くらいでしょうか?
利息払いながら完済していく気力が湧きませんよ。
矢沢永吉さんの場合、結果的に返済できただけで、皆が皆返済できる筈ありませんよね。
その辺、反骨精神というか誰にも頼らず生きてきた矢沢永吉が、よし!やってやろうじゃねえか!
って立ち向かったんでしょうね。
そんな歴史があって、今の矢沢永吉がある。
72歳で、朝起きたらヨーグルト食べて思うように身体は動かないけど、それでも矢沢永吉が次のステージに立つためにやるしかない。
もうね、なにもかもが凄いんですよ。
ただ、これが大半の人に共感できるかと言えば、違うと思うんです。
もし、わたくしが今借金による節約貧乏生活を送ってなかったら、記事読んでも心に刺さってないと思うの。
何故かって、勝ち組の感覚だから反骨精神ってのに共感が湧かないと思うんですよ。
どっちが良いって、そりゃ借金無い普通の生活が良いの当たり前だし、今もそれを目指して生きてますし。
ただ、過去の自分が借金も作らず貯金もして、悠々自適な生活を送っていたとしたら、また違う人生で違う感覚を持ったわたくしに育っていると思うんです。
今はお金という鎖に縛られた人生ですが、これを続けて、矢沢永吉さんとかの記事で、お金なんてどうにでもなるんだよ、お金に振り回される人生なんて死んでるも同然だよ。
みたいな事が、ビビっとくる時があるかもしれません。
そりゃ生きてく為にお金は必要だし、借りた物は返さなくてはいけません。
けど、それが終わった時、マイナスからスタート地点に立った程度かもしれませんが、悠々自適な人生送って来た仮の自分よりも、楽しんでるかもしれませんよね。
ってか、そうなりたいんです。
72歳で上手く行ってる人生。
いくら長生きしても2,30年だし、元気に活躍できるかって考えたら、難しい年齢なんですよね。
それでも、過去より今とこれからこ未来を選ぶ。
つまり、今の人生に後悔が無い。
あっても無くする、そんな人生なんでしょうね。
矢沢永吉さんが親の年齢だけど、親の年齢になる頃までには随分時間あるなって思うんですよね。
それは、いつまで経っても幾つになっても、親の子ってのがあるからでしょうが、そう考えると、随分時間あるんだから、目先の借金なんて返してしまって、まだまだやり直す時間あるじゃないか、って思えてくるんですよね、不思議。
まぁ、性格なんで早々にお金なんて!
って心変わりは難しいかもしれませんし、見栄っ張りも治らないかもしれません。
それはそれで、向上心というか、いつまでも若々しく居たいと思う気持ちが強いのかもしれません。
それが、健康的な生活に繋がるなら、プラスな思考ですし。
お金で苦労するのは辛いけど、お金を稼ぐ事がエネルギーになるかもしれませんしね。
と、今も辛い人生送ってる現実ですが、新聞記事だけでこれだけ前向きな気持ちになれるんですから儲けものですよ。
結局、それくらいの苦労なんですよね。
もっともっと辛く大変な人は居るんです。
辛い人が居るからマシって思う思考はズルいかもしれませんが、結局人は1人でなんとかしないといけないんですよ。
その為に、人と比べて自分を奮い立たすのは仕方ない考えかと。
勿論、人を蹴落とす様な事はいけません。
むちゃくちゃイケメンで常に彼女5人居るけど貧乏生活と
むちゃくちゃ金持ちで5000万円あるけどブサイクで彼女居ないとか
お互いがお互いを見て
「マシだな」
って思えたら、それは自分的には正解なんですよ。
羨ましい、俺なんかもうダメだ!
って思うより人生楽しめそうじゃないですか?
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