朝から観に行って来ました「シン仮面ライダー」です。
大抵、土曜日のレイトショーで行くのが多いのですが年齢的なものなのか眠くなる事がたまにあるんですよ。しかも最近5時起きですから尚更。なので万全を期す形で日曜日の朝イチから観ることに。
オープン前のイオンは空いてます。さて、朝イチから来ることは初めてで、バイクって何処に停めて良いのか一瞬考えました。
車なら4階に停めて3階の劇場へエスカレーターでもエレベーターでも行けます。レイトショーの時も店舗は閉まってますが、駐車場へ行くエスカレーターだけは稼働中。バイクは基本的に1階の駐輪場へ停めますが、1階自動ドアが既に空いてるのか確認を。空いてました。1階のエレベーターで映画館まではいけるみたいですね。
途中の2階とかで降りるとどうなるんでしょうか?
一緒にエレベーターに乗ったどこかの店員女性二人はお喋りに夢中で、乗った後も「閉じる」ボタンを押しません。イチイラです笑
チケット発券してグッズとか混む前に見たい所ですが既に上映時間は過ぎてます。他の作品の紹介はまだしも、NO MORE映画泥棒とイオンシネマの案内を見るのが鬱陶しいので少し遅れて入るタイプです。
更にトイレも済まして行くと既に始まってました汗
自分の座席が思ってたよりも上で、しかも真ん中なので他の人の邪魔になるので空いてるすみっコに座って観ることになりました。更に遅れてその座席に予約者が来たらどうしようかと、10分位は気が気でありませんでした。
ストーリーは最初からダルい説明とかなく駆け足ですね。
わたくしが劇場に入った時は既に仮面ライダーとして敵を倒してたとこでした。
初期の設定では緑川博士が殺されてその娘がー、ってのはYouTubeで見てたのですが、その通りでしたね。後は初期も見てない世代ですからね。わたくしはスカイライダー世代ですよ。スーパー1とか胸熱でした。
初期の仮面ライダー1号2号のヘルメットや胸板の色が違うので見分けが付かないくらいのニワカ世代です。一説には、ペンキが余ってたからスタッフが勝手に塗ったとか笑
仮面ライダー1号役の池松壮亮氏は棒読みです。これが本郷猛のコミュ症設定の為かどうかはわかりません。が、最後まで通すとその棒読みがよい孤独感を表現されてたと印象。
浜辺美波氏はキレのある綺麗な人。
仮面ライダー2号役の柄本佑氏は陽キャラ。これは1号との対比なのでしょうか。
森山未來氏は絶対イケメンではないのに、役柄にオーラがあります。
所々で竹野内豊と斎藤工がイケメン枠で出ますが、それ以外の役者がNOイケメンなので観ててどう解釈するか別れそうですよね。やっぱり映像美としては、イケメンが安心だけど、世の中のキャラ的にイケメンが集合するのは不公平……いやいや、何人かに1人ですから、敵も味方もイケメンだと疲れますしね。女性キャラは整った人が良い。というと差別とかなるのかな?けど素直に男の立場から観てて、美しいものが嫌いな人がいるのか? ってララァ・スンも言ってた通り、映像美としては女性は美人に越したことはないんです。勿論、棒読みの美少女は台無しになるから論外ですがね。
ちょっと個人の解釈が過ぎますね。失礼しました。
蜘蛛男、蝙蝠男等はシンウルトラマンと同じく初期ファン歓喜の敵キャラでしょうか。
CGが「あ、CG丸出し」って思えると興醒めしますよね。あれなんででしょうか。実写だからといって全てにリアリティな映像を求めてしまうのはワガママなのか。それともCGを使うけどCGらしさを出さない様にすべきか?
例えば、首が取れた人間が歩くシーンがあったとします。
ギャグシーンなら雑なCGでも笑える演出。それがシリアスなシーンでゾクッとさせたいのに、雑なCGだと興醒める感じとでも言いますか。
シリアスシーンでCGだと(実際に首の取れた人間が動くはずないから本能的に)分かってるけど観てる側を驚かせたら、制作側の勝ちなんですよ。
昔のCGが無い時代だと、飛び降り自殺で明らかに人形を落とすのを映す場合と、落ちるシーンと落ちた後の残酷なシーンを本物の人間がする。どちらが陳腐で無くて観てる側を恐怖に陥れるのか。
勿論、観てて楽しませてくれたCGもありますが、仮面ライダーのアクションは派手な戦闘シーンが肝ではないかなと思います。個人的はスーパーマンみたいな派手に飛び回っての戦いよりも、格闘が人間離れしたアクションとか、やられた敵キャラがコンクリートをぶち破って吹っ飛ぶとか、そういう派手なアクション。生身の人間が戦う延長上が見たかったです。
「仮面ライダー」としての評価は、やたらと仮面を脱ぐシーンが多かったですね。これが仮面を付けてると力が制御出来ないという演出だとしても、多かった気がする。あと被ったら変身(実際にはベルトのスイッチでON/OFFできるとしても)が残念かなと。パーマンじゃないんだし。きちんとベルトの風車に風を吹き込むという設定を活かして欲しかった。その為のサイクロン号有りきではないのかな。
サイクロン号に乗ったシーンは全般的に良かったですよ。トンネルのシーンが暗かったけどちょっとくどかったかなと。これもCGで誤魔化す為にトンネル内での暗めに逃げたと受け止めちゃいます。
暗めのシーンで見にくかったの逆評価が「閃光のハサウェイ」でのペーネロペーとの対決シーンですね。あれは時間的な夜のシーンとはいえ見にくいのは勿体ない。
話が逸れましたが、全体を通してずっと戦ってます。
個人的にはもっと苦悩した本郷猛が見たかったです。
難しいかもしれませんが、宗教団体との対比対決みたいな。
敵側にも正義あり。
その歪んだ思考に真っ向から立ち向かい、理不尽な物事には暴力で制圧して来ますが、暴力には暴力で対抗する、それが仮面ライダーの力。みたいな。
シン・ゴジラでも見せた政府側の無能さもさらけ出して欲しかったですが、シン・ゴジラシンウルトラマン等の巨大生物と比べると、小規模な戦いで政府の介入が薄めですね。その辺も孤独感あって良いのですが。
結果、最終評価はしにくいところです。
庵野さん等、好きな監督の作品は辛口評価しにくいのですが。
どうしてもエヴァンゲリオンを越えれないっていうのが正直な感想。
富野由悠季氏の自ら生み出したガンダムを越えれない苦悩と言いますか周りの評価や期待に対するプレッシャーや反骨心。それに似たものがある気がします。全く別物と本人が否定しても、わたくしの様な薄い人間は代表作のエヴァと比べてあーだこーだ言ってしまいます。
じゃあ20年後に実写版エヴァンゲリオンをすればアニメを超えれるかと言うと一概には言えません。アニメとしてエヴァンゲリオンが既に生まれてる為にアニメ有りきの作品になるからでしょう。
今回の仮面ライダーも、昭和の初期仮面ライダーと比べると当然衣装も演出も上です。しかし恐らく初期仮面ライダーと見比べてるて評価する人は少ないんじゃないのかな? 映像美は現代が上なのは誰でも分かってるところですし。
じゃあ子供の頃にワクワクして見た人が老人になってワクワクしなかったから昔の方が良いという評価もおかしい気がします。
国民的ヒーローの仮面ライダーを、社会現象にもなったエヴァンゲリオンを生み出した庵野秀明が監督。1度は観ても良いのではないかなと言うのが贔屓目の評価です。
2度目を観るか、二度と観ないかは自由です。
2度3度観て新たな発見が楽しいという人以外は観ないでもよいかもしれませんね。
絶対観なきゃ損ですよ、ってゴリ押しできる作品でもありません。
しかしAmazonプライムで配信なったわたくしはもう一度観ると思います。
何も先入観無しで観ましたが、感動シーンはありませんでした。が、2回目観る時はセリフな良く注意をし、それぞれの考え思考を読み解く様に観るかと思います。
これが先述した、敵側にも正義あり、って部分です。
一方通行の解釈では世の中狭い思考見解になるのはいけないことですからね。
最後にもう一度言いますが、イケメンでないので味があります。自分の方がイケメンなんじゃないかと時折勘違いします笑
冗談です。
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