ブロガーさんの記事に出てきたので気になって借りて読みました
第1刷が1985年、この本が1991年の第7刷だから相当年季が入ってるのは、焼けた紙からも頷ける
別の本と借りる時期が重なり、その本を先に読み始めたが面白かったので1週間で読み、残り1週間でこちらの本を読んだ(貸出期間が2週間の為)
ただ、返却の日に読み終えてなくて次に予約が入ってなかったので延長したが、その日曜日が暇だったので結局最後まで読むことができたのだが
ずっと群ようこのことを郡ようこと思ってた事が恥ずかしいったらありゃしない
「こおり」じゃなくて「むれ」ね
なぁんかいつも予約する時手間取ってると思ったら汗
さて、時代背景は古くて1985年辺りなのでわたくし10歳だから当然当時は知る由もない作品
まさか40年後に読むとは思ってもいなかったでしょう
本作品の著者である群ようこが大学卒業辺りからある程度の会社員を経て物書きになる辺りまでの(おそらく)実話、ノンフィクションって表現するのかね
時々出てくる「椎名」って人が椎名誠だと読み終えてから気づきました
作品は読んだことないけど、名前は聞いた事あったので驚き
群ようこは小説家というよりエッセイストとしてが始まりだったのですね
数年前に新聞の小説で読んだ「また明日」ってのが気に入ってから読みたかったけど、未だにきちんと小説作品は読んでないという(情けない)
今作品の感想ですが、面白かったです
まぁ有名人なる人も若い時は苦労されてるんだなと思いました
わたくしみたいな素人がブログに延々とグチグチ書くのと、こういう才能と努力した人が書くのって、同じ出来事が合っても天と地の差があるし比べるのもおこがましい
当然だが、プロは読みやすくて分かりやすくて面白い
当時の本人は面白いわけなく毎日苦労して生活と仕事してたはずなのに、いざ文字に起こすと面白くてお金にもなり有名人にもなれる
そんな彼女も最初の頃は何度と手直しを言われ、悩んで寝る間もなく書き直していたらしい
物書きとして生計を立てるのは表面的に少し憧れがある
実際はとんでもなく大変だろうが
自分は普段から孤独を満喫してると思ってはいるが、誰とも話をしたくないわけではなく、エッセイストになれるならなってみたいし、書くなら人気も出てほしいと承認欲求もある
では将来、物書きになるかと言われたら、なれない
「ならない」ではなく「なれない」のだ
「そんなのやってみないとわからない 」のが世の常だろうが、その「やってみる」ことをしないから「なれない」のだ
要は「苦労しないでなりたい」のであって、苦労するのがわかってるからしない、結果「なれない」のだ
これは物書きに限らず、色んなことに当てはまるのだろう、わたくしという性格上仕方ないことだ
本編の感想に戻るが、彼女は何度も転職を繰り返して苦労をしている
雑誌の編集とか、時間が有って無いようなイメージの職業だが、1歩足を踏み入れるかどうかで人生変わっていくもんだなと
仕事の苦労では、自分に通ずるものがあり、そこでの立ち振る舞いや考えは読んでてスカッとする言葉が沢山あった
成程、執筆は古いが人間の根本的な考えは変わらないので、時代を超えてもこういう本を読むと、今の自分の状況に対応出来るのだなと有難かった
おそらく自分に「合う」「合わない」作家が居るとするなら、群ようこ氏は合うのだと思った(名前をずっと勘違いしてたのは申し訳ないが)

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