久しぶりの読書感想な気がするけど、オタクのシェアハウスを書いたことを今しがた思い出した。
読む時間も無いのにブログに書く時間はもっと無いというね。
後伸ばしにしてたら内容を忘れるという初老みたいになっております。
朝倉秋成原作の小説ですが、かなり面白かったですね。
と、次読もうとする方のハードルを上げるのも申し訳ないですが、良かったです。
良かった点、まずは読者として最後まで騙されたという事ですかね。
普段から読者を全くしない方よりかは読んでる方ですが、寝る間も惜しんで読み、さらにはミステリーが好きな方からしたら片腹痛いのですが、わたくしも読みながら犯人や、この先の展開、謎解きを考えたりします。
その寝る間も惜しんで読者してる方とかは、読み始めてから犯人捜しをしながら読むのだろうか?
それとも本を純粋に楽しみながら読んでる途中から推理してしまうのか?
謎ですが。
割と2転3転して話しが進むので、わたくしみたいな赤子の手をひねるのも躊躇する読者としては、割と楽しめました。
良い意味で最後まで裏切ってくれるので。
ただ、それが退屈しないだけで面白いかどうかは個人の好みですがね。
大学生の就活に関する内容です。
そこから六人の大学生が集まるのですが、割とキャラ立ってて良い感じ。
こういうところで作者のキャラ創りの深さが出るのかなと。
わたくしは高卒で就職したので、大学生の就活、しかも一流企業の就活とか雲の上の存在ですが。
仕事は何しても大変だし、やりがいとお給料とのバランスが取れてるのは珍しいケースと勝手に思ってる。
ホワイト企業というか、きちんと休みや休憩取れて、有給消化も促してくれる。
残業もきちんと付くし、昇給も毎年アップして賞与も平均より多いとか。
なぁんか当たり前のように思うけど、当たり前じゃない会社もあるのが世の中。
そうこう考えると、生まれて十数年で人生がほぼ決まって行くという恐ろしさね。
もっと真面目に勉強しとけばー、って思うけどやはり平凡な庶民が頑張ったところで社会の歯車から脱出は出来ないだろうし、間違えて大学進学で憧れの都会に出てそのまま就職とかしたら、もっと社会の渦に巻き込まれていたかも。
田舎の高松でも、繁華街的な場所へ出かけるにしても、お金が無くては始まらない。
服も買わないといけないし、そういう場所で出来た付き合いもあるだろうし、お金が無いと始まらないのは都会も田舎もかわらない。
都会に住んで収入低い人生送ってると、今よりもっと働くだけの人生だったかもしれない。
都会はイベントとか催し物がとにかく多いが、それに見合う収入が無ければ結局行けないのだ。
ホワイト企業イコール都会ではないが、ブラック企業で都会に住んでる方が、田舎のブラック企業勤めより生き地獄な気がする。
と、ないものねだりで自分はまだマシだと言い聞かせたいだけだが。
どちらにしても、わたくし程度が頑張ったところで都会に住んでホワイト企業勤めは無理ってことですね。
東京生まれとかだと、また現実が近く感じるのかもしれませんが。
とにかく、自分が出来なかったしなかった事も、小説の中で体験させて貰えるのが有難いことです。
まぁ単に就職活動してるって内容ではないのですがね。
オススメです。
ポチっと押してくれた全ての人に感謝です
どうせなら宣言しとこうと思いついたのですが、ブロガーさんのブログ観覧しててスターは押しますがブログ村等のバナーも必ず押す宣言をしておきます