人生あみだくじ~低所得者の節約一人暮らし日記~

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【読書感想】推し、燃ゆ◇お探しものは図書室まで【ネタバレ】

100人くらい予約待ちだったのですが、ようやく順番が回ってきて借りる事ができたのですが……。


どうして?
どうしてタイミング悪く順番待ちの本が2冊同時に借りれちゃうのかなー涙


「推し、燃ゆ」は、宇佐見りんの2作目の長編小説で、2020年7月に発売された『文藝』秋季号にて発表、2020年9月に河出書房新社から出版されたみたいです。


綿矢りさ金原ひとみに次ぐ歴代三番目の若さである21歳で芥川賞受賞なんですが、人生変わりますかねぇ。


さて、芥川賞でなければ読んでないでしょう。


そんな作品は山ほどあると思うのですが、芥川賞受賞したから読んだ感想ですが……


わたくしには理解できませんでした。


ネタバレになりますが、タイトル通り、推しが炎上するのですが、内容は推しが女性を殴ったニュースが流れる所から引退するまでの間、女子高生が、推しに対する気持ちを表しながら生活するというものです。


推しはいわゆる男性の地下アイドルで、子役の時から芸能界デビューしてて芸歴は長いのですが、売れてるかどうかは……わたくしには理解できません。


少ない人数でもコンサート開催したり、CD出してるのでそこそこ売れてるのかな?


バイトしないで本業一本で生活出来てたら売れてる方っていうわたくしの独断の偏見です。


んで、結局殴った女性が誰なのかはわかりませんし、それ程重要でもありません。


それがきっかけで人気投票がトップから最下位の5位に転落。


その後引退って流れですね。


推してる女性は、女子高生ですが、ADHDみたいですね。


皆が出来る事が少し出来ない、それで家族や周りから同感してもらえず殻にとじこもる。


ん~、結局勉強が着いて行けず、高校は中退。


祖母の死去により、バイト欠勤の連絡不足で実質のクビ。


その後、就職活動するという名目で祖母の家で一人暮らしをさせられるのですが、一向に就職先が見つからず、仕送りも渋られます。


主人公に感情移入が出来ないのが、作品への共感出来ない大きな部分。


もっと言うなら、ADHDであっても推しへの行動は普通通りこなせるのが意味不明。


おそらく深読みするなら、ADHDだから「推し」という事に全力を注げるのだ、みたいな?


けどそれだと、「推し」に生活を掛けてる全国民がADHDではないかって語弊があるのでその深読みは却下すると、この作品の意図がよめないんですよね。


色んな日常生活がダメなんだけど、私は推しへの愛だけが生きがいだから、バイトも何もかもが推しの為で、部屋が汚いとか片付け出来ないとか勉強ついていけないとか関係ないの!


って部分は感じ取れたけど、そこから作者の思いがわからなかったんですよね。


芥川賞受賞するくらいだから、良いという評価する人は、この作品の何が何を表現してるのか理解するのだと思いますが……。


結局、高校は中退するし、バイトは連絡不足の無断欠勤でクビ。


そのバイトも、居酒屋なので忙しい時は頭がパニックになるんですよね。


それでも、雇い主はそれがわかっててカバーしてあげてるという。


わたくしの年齢的にも、女子高生よりも雇い主側の目線で見たりするのは仕方ないのですが、時給が発生してる以上、時給分は働いて貰わないと店にもお客にも迷惑かかるわけですよね。


ADHDならそれなりの働きやすい環境のバイト先とかあると思うんで、この場合は言い訳になるんですよね。


まず、接客業は無理だと最初からわかると思うんです。


そんな諸々の事を踏まえて、推しが全てですって言われても……。


誰にも迷惑かけずに推しを推すのは自由ですよ。


ただ、学生の身分だと当然両親があって生活出来てますし、そこを蔑ろにしてバイト代を推しに全部注ぎ込むのは、どうかなって思ってしまいました。


で、ここまで書いてただの悪口になっちゃったけど大丈夫かな。


この作品に関してもですが、Amazon含めた他サイトのレビューとかあらすじも見ずに読んで、今も見てません。


他の人の感想とか見れば、違った観点で考えられるのかもしれませんが、一度付いた印象はなかなか拭えないものですよね。


推しが地下アイドルなので、会えるアイドルだし、もしかしたら親密な仲になる展開かと思ったけど、結局推しとはアイドルと一般女性のファンという距離は変わらず物語は終えます。


一言で表すならば、救われない作品ですよね。


主人公が今後、高校中退で生きる希望の推しが引退した世界でどう生きていくのか。


もしかしたら、その後の展開の方が作品的には波瀾万丈あるのかもしれませんし、推しを卒業して1人前の人間として育ち自立するという。


アニメとか観てたら、大好きなアイドルを助けたとか隣に引っ越してきたとか、誰でも憧れる展開からスタートするものですが、これは本当に一般人から1歩も踏みでないですね。


もしくは、ADHDという世間に馴染めない所だけが一般的ではないのかなと。


けど、その設定必要なのかなぁ?
と思ったのが正直なところ。


何でもそつ無くこなすけど、クラスメイトの誰も知らない推し活、とかの方が現実的な感じするというか、共感的な作品なるのかと思う。


あまり低いレビューばかりでも、芥川賞受賞作品ですからただのアンチ意見になってしまいますし、それよりももう1つ借りてる「お探しものは図書室まで」を早く読まないと、2週間で返却ですからね。


ブログもそこそこにします。


最後に、「推し、燃ゆ」の良かったところは、薄いので2日で読めました。


お陰で2冊目もスタートできてなんとか2週間の返却に間に合いそうです。


ダラダラ要らない内容詰め込むよりかは、短めの作品なので読みやすいのは間違いないですね。


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